プラセンタの有効成分の成長因子ってどんな成分なの?

美容や健康に効果がる成分として注目されているプラセンタは、人・豚・馬・羊などの哺乳類の胎盤が原料となっています。

 

妊娠中をすると子宮に形成される臓器で、胎児を成長させるために必要な栄養素が豊富に含まれており、胎盤から抽出される有効成分の中には、タンパク質の1つである成長因子も含まれています。

 

 

成長因子は細胞増殖因子(グロースファクター)とも呼ばれており、細胞・皮膚・骨・筋肉など、体に関係しているすべての成長を促す成長ホルモンの分泌を促し、細胞分裂を活発化させて新しく生まれ変わらせる力があります。

 

どうして年齢とともに老化現象が始まってしまうの?

生まれたときから10歳までは自分の体の中で活発に作り出される成長因子は、体の中のそれぞれの細胞を活性化させて新しく生まれ変わる、新陳代謝を正常に行うことができています。

 

しかし、10歳を過ぎた頃からだんだんと減少し始め、24歳くらいまで体内に豊富に持っている成長因子も、年齢とともにだんだんと減少していき、新たに体の中で作り出すことができなくなることで新陳代謝もどんどん衰えていきます。

 

成長因子の減少とともに、体に関係しているすべての成長を促す成長ホルモンの分泌も減少するため、体の不調や、シミやしわなどのさまざまな老化現象が現れてきてしまいます。

 

老化のスピードは一人ひとり違いますが、肌や見た目の美しさ、体と心の健康などを維持していくためにも老化現象を遅らせるケアが必要なのです。

 

そして、さまざまな老化現象に対してどうにかしたいと悩んでいる方におすすめ成分が、老化現象を元に引き戻そうとする若返りの効果が期待できるのが成長因子が含まれているプラセンタです。

 

プラセンタの成長因子にはどんな種類のものがあるの?

成長因子は、年齢とともに減少していくのをそのまま放置しておくと、さらに成長因子の数は減少していってしまうため、プラセンタに含まれている成長因子を外から補うことで、新陳代謝促進、ホルモン調節、エイジングケアなどのサポートをしてくれます。

 

 

成長因子の種類

 

プラセンタにはたくさんの成長因子が含まれており、それぞれ違う役割を持っています。ここでは主な成長因子の種類を紹介します。

 

EGF(上皮細胞増殖因子)

 

上皮とは肌の表面のことをいい、EGH(上皮細胞増殖因子)によって上皮の細胞の分裂や増殖がされることで新陳代謝が促されます。

  • 肌のハリが出てキメが整う
  • 傷跡を治す
  • しわ・たるみを防ぐ
  • ニキビや吹き出物などの改善
  • シミを薄くする

 

FGF(線維芽細胞増殖因子)

 

FGF(線維芽細胞増殖因子)によって線維芽細胞が活性化することでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が作られ、保水力がアップして真皮に閉じ込めます。

  • 肌のハリやツヤが出る
  • しわ・たるみの改善
  • 肌の潤いがアップ

 

HGF(肝細胞増殖因子)

 

代謝・解毒・胆汁の生成と分泌など、体内環境を正常に保って健康でいるためにとても重要な肝臓は欠かすことができない臓器です。
HGF(肝細胞増殖因子)によって幹細胞の増殖を促すことで幹細胞を増やし、皮膚や臓器などにできた傷の細胞修復や再生を促すことで、低下した肝臓の機能を正常化してくれます。

 

NGF(神経細胞増殖因子)

 

NGF(神経細胞増殖因子)によって、体中に張り巡らされた神経細胞の増殖が促され、自律神経のバランスを整え、精神状態を安定させます。
更年期障害やうつ病などの症状も自律神経やホルモンバランスのバランスの乱れが原因とされているため、症状の改善に効果が期待できます。
また、最近ではアルツハイマー病などにもNGF(神経細胞増殖因子)の効果が期待されています。

 

IGF(インスリン様成長因子)

 

IGF(インスリン様成長因子)は、ハリのある肌を保つための繊維芽細胞や関節をスムーズに動かすための軟骨細胞を増殖させます。
皮膚の真皮の部分にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を増やしてくれる作用があるので、しわやたるみの改善に効果が期待できます。
また、軟骨細胞を増殖させ関節痛の改善などにも効果が期待できます。

 

CSF(コロニー形成刺激因子)・インターロイキン

 

体の免疫力を向上させる成長因子で、白血球(顆粒球・マクロファージなど)の幹細胞の増殖を促します。
免疫力が上がればウィルスや細菌などに対抗する自然治癒力が高まるため、病気などにかかりにくくなります。また、インターロイキンは白血球から分泌されるタンパク質で、免疫機能がより強固なものになります。

 

植物プラセンタには胎盤がないのにプラセンタというのはどうして?

「植物プラセンタ」という名前がついて販売されている商品を見かけたことがありますが、植物プラセンタはプラセンタという言葉がついていますが実際には胎盤がなく成長因子も含んでいません。

 

そのため、細胞自体を活性化させて若返らせるという効果は期待できません。しかし、植物には「胎座」という母体からの栄養や酸素を受け取っている胎盤と同じような働きをしているものがあり、英語では「プラセンタ」と言われています。

 

そのため、植物の胎座から抽出された有効成分のことを、胎盤がなくても植物プラセンタとして販売している商品もあります。

 

植物性プラセンタには成長因子が含まれていないため、健康の面ではあまり効果ができないのですが、美容の面ではたくさんの効果が期待できるようです。

 

プラセンタの成長因子のまとめ

老化のスピードは一人ひとり違いますが、肌や見た目の美しさ、体と心の健康などを維持していくためにも老化を遅らせるケアが必要です。

 

プラセンタの成長因子には、どの種類のものでも細胞自体を元気に若返らせる力があり、美容や健康に対してのさまざまな効果が期待できます。

 

プラセンタの効果を取り入れる方法には、経口(サプリメント・ドリンク)、医療機関での注射、化粧品などがあります。おすすめは簡単に低コストで自宅で始めることができるサプリメントですが、健康補助食品なので効果が実感できるまでに最低でも3ヶ月はかかると言われています。

 

即効性を求めている方は、医療機関でのプラセンタ注射がおすすめです。ただ、更年期障害の緩和や肝機能障害の治療の場合には保険がききますが、美容目的で注射を打つ場合は実費になります。

 

これからのアンチエイジングへのケアのために、自分に合った無理のない方法でプラセンタを継続して摂りいれることが、美容や健康の効果を実感できる一番の方法です。